ソリューション | 光学システム

結像光学系(イメージングシステム)の設計ワークフロー

レンズと画素を同じ角度・波長の空間で突き合わせ、量産後に撮れる絵を予測する。設計軸上の結像性能ではなく、公差と熱と迷光を通したあとの像が判断材料になります。

設計課題

レンズと画素を、同じ土俵で評価する

センサは理想的な平面ではなく、マイクロレンズとカラーフィルタと受光部の積層で、入射角に依存した応答を持ちます。設計値のMTFは出荷品の性能をほとんど語りません。公差と温度と機構が答えを動かし、届いてはならない光がゴーストとフレアとして像に乗ります。閉じるべきループは、レンズ設計と画素設計の間にあります。

要件 | センサとの整合主光線角度と相対照度、結像性能を実際の画素構造に合わせること
要件 | 量産後の性能公差、温度、機構荷重を含めた実機性能として予測すること
要件 | 迷光の定量化ゴーストとフレアを、検出面での信号対雑音として数値化すること

設計・シミュレーションワークフロー

初期形状から、シーンでの画質まで

01

仕様と初期形状

F値、焦点距離、画角、センサ形式と結像性能の目標を決める。

02

最適化

評価関数を組み、製造可能性の制約を守りながら非球面係数を動かす。

03

結像性能の評価

MTF、相対照度、歪曲を確認し、像シミュレーションで見る。

04

迷光・ゴースト解析

発生面を特定し、機構を含めた系で迷光を評価する。

05

公差と熱・機構

感度解析とモンテカルロ、温度と構造の連成で実機性能を求める。

06

センサとの協調設計

入射角分布を画素側に渡し、量子効率とクロストークを求めて像に戻す。

工程はプロジェクトにより異なります。既存のレンズ処方やセンサ仕様から始めることもできます。

関連製品

各工程で使用する製品

製品ごとの機能と対応範囲は、それぞれの製品ページに記載しています。

Zemax OpticStudio

レンズ設計と最適化、公差・熱・機構、迷光とゴースト解析を担います。シーケンシャルとノンシーケンシャルの光線追跡、公差解析を扱います。

対応工程 / 01-05

Lumerical FDTD

画素構造の光学解析を担います。三次元FDTDで、マイクロレンズとカラーフィルタを含む画素の入射角応答を求めます。

対応工程 / 06

Lumerical マルチフィジックス

画素の電気特性を担います。CHARGEで、量子効率とクロストークを求め、像に戻します。

対応工程 / 06

Ansys Speos

シーンでの画質評価を担います。レンズと画素を組み合わせたセンサシステムとして、撮れる絵を評価します。

対応工程 / 06

対象のセンサと結像仕様から、ご相談ください

設計の現在地(初期形状の有無、センサ仕様、公差と迷光のどちらが課題か)をお知らせいただければ、適切な進め方をご提案します。